結局、花粉症の薬どれを選べばいいの?
花粉症の薬、種類多すぎて選べない!
そう感じたことはありませんか?ドラッグストアに行くとアレグラ、クラリチン、アレジオン、漢方と並んでいてどれを選べばいいか迷いますよね。実は選び方にはちゃんとコツがあって、自分のライフスタイルと症状に合わせて選ぶだけでグッと楽になります。この記事では薬剤師の視点から各薬の特徴と使い分けをわかりやすく解説します!
一つ一つ丁寧に解説するので一緒に最適な薬見つけていきましょう!
市販の抗ヒスタミン薬、強さと眠気の関係
市販の花粉症薬のメインとなるのが抗ヒスタミン薬です。大きく第一世代と第二世代に分かれていて、この違いを知るだけで薬選びがグッと楽になります。
第一世代抗ヒスタミン薬(パブロンなど)は効果が強い一方で眠気が出やすく、運転には向きません。総合感冒剤に含まれていることも多いです。(何なら睡眠改善薬として使用されることもあります)
第二世代抗ヒスタミン薬は眠くなりにくく改良された薬で現在市販されている主なものは以下の通りです。
シンプルにいうとよく見る花粉症の薬は第二世代のものが多いので基本的には第二世代から選ぶと覚えておいてください🎶
| 商品名 | 成分 | 眠気 | 運転 | 服用回数 |
| アレグラFX | フェキソフェナジン | 少ない | 禁止されていない | 1日2回 |
| クラリチンEX | ロラタジン | 少ない | 禁止されていない | 1日1回 |
| アレジオン20 | エピナスチン | ややあり | 注意が必要 | 1日1回 |
| ストナリニZ | セチリジン | ややあり | 注意が必要 | 1日1回 |
| タリオンAR | ベポタスチン | ややあり | 注意が必要 | 1日2回 |
ストナリニZやアレジオン20に関しては1日1回なので就寝前服用が可能です。眠気についてはそこでカバーできる可能性も考えられますので、購入する際は薬剤師や医師に相談することをお勧めします!
参考文献
アレグラFX PMDA:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_otc?japic_code=J1201000287
ストナリニZ KEGG:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_otc?japic_code=K1711000019
タリオンAR KEGG:https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_otc?japic_code=K2011000018
タリオンAR 田辺ファーマ公式:https://hc.tanabe-pharma.com/talion/talion.html
運転の判断
大正製薬(運転可否の説明) https://brand.taisho.co.jp/allerlab/kafun/041/
漢方って花粉症に効くの?
漢方って花粉症にも使えるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は花粉症に使える漢方はいくつかあって、体質や症状によって選び分けることができます。
抗ヒスタミン薬との大きな違いは眠くなる成分が含まれていない点です。仕事中や運転する機会が多い方にとっては大きなメリットになります。
花粉症に使われる主な漢方として以下の2つがあります。
小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 水様の鼻水・くしゃみ・薄い痰に
サラサラした水っぽい鼻水やくしゃみが止まらないタイプの花粉症に向いています。
過去の記事でも紹介しましたが、風邪だけでなく花粉症にも広く使われている漢方です。
眠くなる成分が含まれていないため、抗ヒスタミン薬と比べて運転や仕事中でも比較的使いやすい選択肢です。
ただし体に熱がこもっているタイプや粘り気のある黄色い鼻水が出ているときは向かないので注意してください。
参考文献
小青竜湯 https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/5200075D1086_1_17/
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい) 鼻づまりが強いときに
鼻づまりが特に強いタイプの花粉症に向いています。
葛根湯をベースに鼻の通りを良くする川芎と辛夷が加わった漢方で、鼻づまりにアプローチするのが得意です。
体を温めることで血行を促進し鼻の粘膜の腫れを和らげて鼻づまりを解消するイメージです。
小青竜湯が鼻水・くしゃみメインの方向けとすると、葛根湯加川芎辛夷は鼻づまりメインの方向けというイメージです。
こちらも眠くなる成分が含まれていないため比較的使いやすい選択肢です!
参考文献
葛根湯加川芎辛夷 https://medical.tsumura.co.jp/products/002/pdf/002-tenbun.pdf
稲花粉症ってスギと対策が違うの?
稲花粉症という言葉を聞いたことはありますか?花粉症といえば春のスギ花粉のイメージが強いですよね。
実は花粉は一年を通じて様々な植物から飛散しており、何らかの花粉が飛んでいる季節は花粉症のリスクがゼロではありません。特にアレルギー体質の方は複数の花粉に反応する場合もあるので注意が必要です。
稲の花粉は主に夏から秋にかけて飛散します。田んぼの近くにお住まいの方や農業に関わる方は特に注意が必要です。対策についてはスギ花粉症と基本的に同じで、抗ヒスタミン薬や漢方を症状と体質に合わせて選ぶことになります。
スギ花粉の季節が終わったのに症状が続いているという方は稲花粉症の可能性も考えてみてください。
気になる方は一度医療機関で検査を受けることをおすすめします!一度はっきりとさせてしまうのも一つの選択肢です
あなたに合う薬の選び方まとめ
今回紹介した薬を自分のライフスタイルと症状に合わせて選ぶのがポイントです。改めて整理すると
- 眠くなりにくく運転OKが必要→アレグラFXまたはクラリチンEX
- 飲み忘れが心配・1日1回がいい→クラリチンEXまたはアレジオン20
- 水様の鼻水・くしゃみメイン→小青竜湯
- 鼻づまりがつらい→葛根湯加川芎辛夷
- 眠くなる成分を避けたい・体質から改善したい→漢方
- 効果重視で眠気が気にならない→第一世代抗ヒスタミン薬
またよくいただくご相談で強いやつが使いたいとありますが、どれが強いのかについては明確な根拠はなく個人差が大きいのが現状です!
ネットの情報に惑わされず花粉症の薬は一度試して合わなければ別の薬に変えてみることも大切です。
同じ第二世代抗ヒスタミン薬でも化学構造が異なるため、ひとつが効かなくても別のものが効く場合があります。
迷ったときは気軽に薬剤師に相談してみてください!こちらのブログでも随時ご相談は受け付けているのでお気軽にお問い合わせください!自分の体に合った治療を適切なタイミングで行えるよう一緒に頑張っていきましょう。

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